・刑務所の情報漏洩
FAXのあて先を間違えた事による漏洩
・携帯ウイルス日本上陸
Cabir(カービル)、 Bluetoohからウイルスが侵入する
「これが広がっていくのも仕方がないのかなと思うが、教育者として学生に教えることで広がりを食い止める必要がある」
・狙われる子供の個人情報
「生まれた子供にDMが来たことには驚いた」
・6〜17歳の子供の個人情報のトラブルの9割はネットワーク
無料につられ、安易に登録してしまう
「同級生が同級生の情報を漏洩してしまう。子供は大人より個人情報に対する危機意識が低い。親や教師が目配りが必要がある。」
「今日は2つの切り口で話をします」
・教師(学校)としての情報セキュリティ問題
個人情報、機密情報、情報改ざん、学内ネットワーク、ウイルス
・教育内容としての情報セキュリティ
情報倫理、被害者・加害者にならないために
ウイルス被害、ネット詐欺などに対する正しい知識
「正しい知識を教えることは大変困難。学生たちは先生のいうことは信用しない。友達のいうことはどんな安易なことも信用する傾向がある。」
・自己紹介
帝塚山大学経営情報学部「情報ネットワーク」担当
情報教育研究センター長
NPO法人「なら情報セキュリティ総合研究所」
「一般の人に情報セキュリティを啓発している。」
・大学の授業
「授業をビデオでとって、翌日には、映像とPPTがアップされる。TIESという組織がある。立ち上げのときは大変だったが、今は学生のアルバイトが撮影、映像のアップやってくれる。」
「欠席者(さぼりだけでなく公欠もある)のフォローのために使う。学生は休んだら自宅からでも見ることができる。目的は、厳格な出席管理と授業内容の理解を確認すること。休んでもかまわないが、オンデマンドの授業を見てレポートを出せば出席としている。全回出席を義務付けている。」
「システム出席管理を厳格にする必要がある、学生証バーコード読み取りシステムの利用している。出席率は下がるといわれたが、実際は上がった。質問も、授業をみたが、わからないという、教師冥利につきる質問がくる」
・CCNAの授業
「社会人、他大学の学生(単位互換)、高校生も授業を受けてくる。普通に受けると数万〜十数万かかるが、聴講生は安い。」
・NPO
「一般の人にインターネットの安全について啓発活動を行っている。HPの危険性や個人情報の漏洩など、『インターネット安全教室』なら情報セキュリティ総合研究所(JNSAで検索すればでてくる)に連絡をすると送ってもらえる。」
・データ漏洩犯罪
「ハードディスクを復元することは簡単、物理的に壊す必要がある。学校全体で統一したセキュリティポリシーが必要。家庭内無線LANがセキュリティホールになっている。64%が無防備。無線LANは匿名アクセスの温床、掲示板への書き込み、オークション詐欺、ウイルスの送付などがある。無線LANを初期設定で使うことはいけない。」
「生徒に友達にパスワードを教えてはだめだといっても、なかなかわかってくれない。学生が出席のために、友達にパスワードを教えてログインして出席をしている。」
「フィッシングは大きく広がっている。あたかも信頼できるような文言でくる。メールでくるはずのないことでも、くると信じてしまう。アドレスバーも偽装できるので、お気に入りから飛ぶ、電話で確認する必要がある。教師の立場として教えていく必要がある。生徒たちの携帯にくる可能性もある。」
「ファーミングというものもある。偽サイトへの誘導、ウイルス、ワームなど。問題があるようなら警察に相談してください。」
「@police(セキュリティポータルサイト)が面白い。」
|